勇気づけの歌

勇気づけの歌 終節 アドレリアンの心得

いよいよ勇気づけの歌も最後となった。 次回からはネタに困る(笑)。 得られた知識を人々と 世界の未来の幸福に 献げるように毎日の 学習実践励むべし (アドラーギルド) アドレリアンである一つの心得として、自己執着に陥らず、共同体のために行動するこ…

勇気づけの歌 第二十八節 アドラー心理学の目的

勝ち負けのない協力平等の 真の所属を目指して実践し 子どもに伝え人類全体が 幸福になるその日が来ますよう(28) (アドラーギルド) これがアドラー心理学の目的。 アドラー心理学が目指すのは、協力的な社会を作って人類全体が幸福になることだ。 壮大…

勇気づけの歌 第二十七節 エピソード分析2

自力かあるいは人に助けられ 隠れた目標意識にのぼらせて 競合的とわかれば工夫して 協力的な案を試みる(27) (アドラーギルド) 前回は仮想的目標まで出したが、仮想的目標が競合的だった場合は協力的目標を出さねばならない。 その一つの方法としてそ…

勇気づけの歌 第二十六節 エピソード分析1

協力的な関係築くため ある日のひとつのエピソードをとって 感情思考行動手がかりに 仮想的な目標調べよう(26) (アドラーギルド) 今回と次回はアドラー心理学の技法エピソード分析だ。 アドラー心理学はある日ある時あるところで起こったエピソードを…

勇気づけの歌 第二十五節 02 結末を予測する

今まで経験したことないことも 論理の力で予測できるので そうしていると何がおこるかと 話し合えれば賢く生きられる(25) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 前回は論理的結末について述べたが、第二十五節には別の意味もあると思う。 パセージでいうと29…

勇気づけの歌 第二十五節 01 論理的結末

今まで経験したことないことも 論理の力で予測できるので そうしていると何がおこるかと 話し合えれば賢く生きられる(25) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 実は表題にある論理的結末は、 パセージではほとんど述べられていない。 単に選択できない可能…

勇気づけの歌 第二十四節 結末を体験する

この世を動かす3つの法則は 自然と社会と論理の法則と このうち自然と社会の法則は 行為の結果で学びとってゆく(24) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 結末を体験してもらうとは、 1.自然の結末 2.社会的結末 3.論理的結末 に従って起こる。 1.自然の結…

勇気づけの歌 第二十三節 お節介、甘やかしは非アドラー

話し合っても意見があわなくて 平行線になってしまうとき 無理に一致をめざすのはやめて 互いの立場を認めてやってみる(23) (勇気づけの歌 アドラーギルド) これは第21節でも出てきた、目標の一致ができなかった場合だ。 無理に自分の意見に従わせるの…

勇気づけの歌 第二十二節 私的感覚の違いに気付いて主張的に

行為と人格しっかり区別して 人格裁かず行為に注目し してほしいことやめてほしいこと 感情交えず相手に伝えよう(22) (勇気づけの歌 アドラーギルド ) 行為と人格を区別するということはどういうことか? それは、自分が気に入らない行為をXとしよう。…

勇気づけの歌 第二十一節 目標の一致・共同の課題

自分と相手の目標考えて どういう部分で力を合わせるか どういう部分で相手に任せるか 考えることで協力できるだろう(21) (勇気づけの歌 アドラーギルド) これは目標の一致と共同の課題だ。 勇気づけの歌 第六節でもあったように、相手と目標の一致を…

勇気づけの歌 第二十節 学んでもらいたいこと、それは共同体感覚

相手に学んでもらいたいことが なんであるのかしっかり考えて どうすればそれを学んでもらえるか 場合に応じて方法工夫する(20) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 相手に学んでもらいたいこと、 それはアドラー心理学では共同体感覚を育てて貰うことだ。…

勇気づけの歌 第十九節 自分の意見は最終手段

自分の意見を言いたくなったなら 「意見を言っていいですか」と尋ね 許可を得てから意見を伝えるが 相手の拒否する権利も認めよう(19) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 質問では伝えきれないことは、自分の意見を言って良いですかと言う。 しかしこれは…

勇気づけの歌 第十八節 アドラー派のカウンセリング

わからぬことは開いた質問で 伝えることは閉じた質問で 相手を変えることを目指さずに 協力できる部分をみつけよう(18) 傾聴は聞く技術だが、カウンセリングには相手に質問して答えを導かなければいけない。 それには話し合うことが大事だが、こちらが意…

勇気づけの歌 第十七節 聞く技術:答えは常に相手の内にある。

相手の話をじっくり聴くために 体と心を相手に向けなおし 興味をもって耳を傾けて さえぎることなく最後まで聞こう(17) (アドラーギルド) これは傾聴の技術でもある。 私も最初聞いた時はそうしようと思って、それなりにして来たつもりだった。 でも聴…

勇気づけの歌 第十六節 主張的(アサーティブ)なコミュニケーションと嫌われる勇気

久しぶりのアドラー心理学の投稿だ。 最近アドラー心理学は何故か勉強する気が起きず、 しばらく休んでいた。 しかし、2018年になって、最初の投稿はやはりアドラーにしようと決心んした。 さて、勇気づけの歌 思いを相手にわかってもらうため あるいは相手…

勇気づけの歌 第十五節 人にはテレパシーの力はない

人と協力しようとするならば 互いの考え知らなければならぬ 人にはテレパシーの力はない 黙っていてもなにも起こらない(15) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 協力しようとするならば、目標の一致をしなければならない。 目標の一致をするためには共同の…

勇気づけの歌 第十四節 人の善意の目的は?

人のおかげで自分はあるのだと 思っていれば人に親切に 相手の目で見て相手の耳で聴き 相手の心で考え生きて行く(14) (勇気づけの歌 アドラーギルド) 相手の目で見て相手の耳で聴き 相手の心で考えると言うのは、決して忖度ではない(笑)。 人の心を察…

勇気づけの歌 第十三節 勇気づけるために

プラスを見つける工夫をはじめよう 相手の長所をノートに書いてみる よかった点を毎日思い出す 適切な面をいつでも考える(13) (勇気づけの歌 アドラーギルド ) 相手を勇気づけるには相手の長所を知らなければいけないし、それには訓練が必要だ。 相手の…

勇気づけの歌 第十二節 人の行為は全て善意から

人は善意で行動するのだが 私の気には入らないこともある それでも善意であるには違いなく それがわかれば感謝もできるだろう(12) アドラー心理学では人の行為は全て善意から起こる。 少なくともその人の私的感覚から言えば善なのだ。 ただし、私には私…

勇気づけの歌 第十一節 長所を伸ばすということ

久しぶりに、勇気づけの歌を投稿する。 最近ちょっと疲れ気味で(精神的に)、なかなかしっかり勉強できていなかった。 でも、そのおかげでマインドフルネスの話題も投稿出来たし良かった。 さて 雑草抜いても次々生えてくる それより大きな花を咲かせよう …

勇気づけの歌 第十節 良いことセンサーを身につけよう

それと同時に良い面見つけ出し そこにしっかり感謝し喜ぼう プラスの面に正の注目が できればマイナス消えていくだろう(10) (勇気づけの歌) 注目関心の解決策でもある。 不適切な面に注目せずに、適切な面に注目する。 人間(動物)は悪いことには敏感…

勇気づけの歌 第九節 オペラント条件づけ

相手の行動気に入らないときも 繰り返されるなら知ってやっている ひとまず対処するのをやめてみて どうなるものか観察してみよう(9) (勇気づけの歌) 特に親子関係で気に入らない行動が繰り返されているなら、子供は知ってやっている。 いわゆる注目関…

勇気づけの歌 第八節 陰性感情と全体論、目的論

感情使えば相手は敵になる 味方でなければ協力難しい 「よかった」と言って感情落ちつけて 冷静になって仕事にとりかかろう(8) (勇気づけの歌) さて、アドラー心理学では基本前提に全体論というものがある。 これは個人は分けられない一つの単位であり…

勇気づけの歌 第七節 平等と同等

大人と子どもは違っているけれど 人間としての価値は変わらない 一人の人だと思って接すれば 仲間と認めて協力してくれる(7) (勇気づけの歌) 男女は平等だろうか? 20歳と60歳は平等だろうか? 上司と部下は平等だろうか? では 子供と大人は? 上記の…

勇気づけの歌 第六節 協力的と横の関係

協力的とは相手を裁かずに 力を合わせて一緒に働くか 相手を信じて口を出さないで 対等の位置で互いに助け合う(6) (勇気づけの歌) 「協力的とは相手を裁かずに」とは横の関係ということだ。 横の関係とはリディア・ジッヒャー (Lydia Sicher)が言った言…

勇気づけの歌 第五節 賞罰の副作用

こちらの顔色うかがうようになり 賞罰なければ勝手にふるまうし 勝ち負け争い関係悪くなり いつも不安におびえて生きてゆく(5) (勇気づけの歌) 罰の副作用はパセージ7-L 1.罰は負の注目になる 2.罰する人がいなければ不適切な行動をする 3.親子関係が悪…

勇気づけの歌 第四節 競合的と賞罰

競合的とは相手を裁きつつ 良いと思えば褒美を与えるし 悪いと思えば罰を与えるが これには多くの副作用がある(4) (勇気づけの歌) 競合的なAttitudeとは相手を裁いている、つまりあなたは正しいとか、間違っていると判断する事だ。 自分の判断で正しい…

勇気づけの歌 第三節 競合的、協力的な構え

それを教える方法ふたつあり 構えによって違ってくるのだが 競合的なら賞罰使いがち 協力的なら勇気づけをする(3) (勇気づけの歌) 構えという言葉が出てきた。構えとは雰囲気・態度という意味で(=Attitude)、決して上っ面の言葉がけではない。 つまり、…

勇気づけの歌 第二節 勇気

人に役立ち所属する道と 人の邪魔して所属する道と ふたつの道のどちらも選べるが 勇気があれば役立つ道をとる(2) (勇気づけの歌) さて、前回、人の行為の目的は全て所属だと述べたが、結果的には所属から遠ざかってしまう(ように見える)行為もある。…

勇気づけの歌 第一節 社会統合論・目的論

人はひとりで生きてはいけなくて 社会があってはじめて生きられる 人の行為のすべての目的は 社会に所属できることにある(1) (勇気づけの歌) これはアドラー心理学の社会統合論と目的論であろうか。 人は社会に組み込まれた存在であり、全ての問題は対…