勇気づけの歌 第二十五節 01 論理的結末
今まで経験したことないことも
論理の力で予測できるので
そうしていると何がおこるかと
話し合えれば賢く生きられる(25)
(勇気づけの歌 アドラーギルド)
実は表題にある論理的結末は、
パセージではほとんど述べられていない。
単に選択できない可能性ということが28-Rで出てくる。
「自然の法則」「社会の法則」によって、人間には選択できない可能性がある。
それは例えば「自分を傷つける」「人を傷つける」「物を傷つける」「社会の秩序を破棄する」
「人に実体的な迷惑をかける」というような場合。(パセージ 一部抜粋)
ということである。
こういう風に限定しているのは、かなり危険な手法だからだ。
ちょっと間違うと子供を操作したり、罰になったりする。
協力的な構えがないまま使うのは禁だ。
またパセージプラスにはもう少し詳しく述べてある。
20-L 選択できない可能性。25-L 選択肢を与える。
横軸に子供の権利、縦軸に子供の選択(行動)を取る。
そして、子供がその選択を行為で示したら、権利を行使できるか奪われるかを決める。
例は下。遊びながらご飯を食べるのは選択できない可能性。
ご飯を食べる | ご飯を食べない | |
遊ぶ | ❌ | ⭕️ |
遊びをやめる | ⭕️ | ⭕️ |
もちろん、事前にちゃんと宣言しておかなくてはいけないし、関係が良くないと罰になる。
長くなったので次回も二十五節を取り上げる。