勇気づけの歌 第二節 勇気

人に役立ち所属する道と

人の邪魔して所属する道と

ふたつの道のどちらも選べるが

勇気があれば役立つ道をとる(2)

(勇気づけの歌)

さて、前回、人の行為の目的は全て所属だと述べたが、結果的には所属から遠ざかってしまう(ように見える)行為もある。

それが、人の邪魔して所属する道なのだ。

人は出来ることなら人に役立って所属したいと思うだろう。

しかしそれをしない、何故かというと、子供の場合ならパセージ2L

 

1.その行動が不適切であることを知らないとき

2.その行動が不適切であることは知っているが、どうすれば適切な行動ができるのか知らないとき

3.その行動が不適切であることは知っており、適切な行動も知っているが、適切な行動をしても望む結果が得られないと信じているとき

4.不適切な行動で注目関心を得ているとき

 

である。大人の場合はほとんどが3,4であろう。

つまり勇気をくじかれているのだ。

自分は適切な行動を取っても、注目されない=所属できない、と思っている場合だ。

つまりは、そういう行動で悪い意味でも注目を浴びる事で所属の目的を果たしているのだ。

これは、まずい方法だと思う。

社会にとっても本人にとってもマイナスで、誰も幸せになれない。

アドラー心理学ではこういう臆病な行動を取らず、勇気ある行動を取れるように勇気づけをする。

勇気の定義については以前述べた(パセージ第1章)

次回はそれを教える方法に移る。