勇気づけの歌 第二十六節 エピソード分析1
協力的な関係築くため
ある日のひとつのエピソードをとって
感情思考行動手がかりに
仮想的な目標調べよう(26)
(アドラーギルド)
今回と次回はアドラー心理学の技法エピソード分析だ。
アドラー心理学はある日ある時あるところで起こったエピソードを用いてカウンセリングをする。
そのエピソードにその人の私的感覚が隠されているからだ。
エピソードはレポート(思弁)を含まない。
感情や思考は後で聞く。
エピソードシートというものがあってそのように進めていく。(下図)
まず、エピソードを書き取る。
その中にはおそらく複数の対処行動、ライフタスクがある。
エピソードを聞き取ったら、ライフタスクに対して感情の点数を聞く(+5〜-5)
そのひとつを取って、仮想的目標を導き出す。
- 対処行動を書く
- その対処行動の元となったライフタスクと感情の点数を書く
- 肯定文で感情の点数が+5になる仮想的目標を言ってもらう(対処行動後の理想的な相手の反応)
- その仮想的目標が肯定文、それ以上何もすることがない、陽性感情を伴う、対処行動の結果かを確認する。
仮想的目標が協力的なものであれば、それをお願い口調で言えば解決する(しなければ協力的ではない)ので、それを対処行動の代替案にする。
競合的な目標だと協力的な代替案を考えることになるが。
その一つの方法として私的感覚を出す。
それは次回
(エピソードシート アドラーギルド)