勇気づけの歌 第二十三節 お節介、甘やかしは非アドラー
話し合っても意見があわなくて
平行線になってしまうとき
無理に一致をめざすのはやめて
互いの立場を認めてやってみる(23)
(勇気づけの歌 アドラーギルド)
これは第21節でも出てきた、目標の一致ができなかった場合だ。
無理に自分の意見に従わせるのは、非アドラーだ。
また、無理に自分の意見を相手に合わせるのも非アドラーだ。
ではどうするか?
お互いの道を行くわけだ。
その結果が降りかかるのはお互い自分だ。
相手の課題に協力しようとして目標の一致ができない場合は、相手に結果が降りかかる。
成功しても失敗しても相手の責任なのだ。
逆に自分の課題を協力してもらえなかった場合は、結果は自分に降りかかる。
その責任が持てるなら結末を体験してもらう(する)。
これは冷たいようでも、相手を一人の対等な人間として尊敬・信頼しているからできるので、
信頼していなければ手を出してしまう。
相手には解決できないと思っているからだ。
よく言う「あなたのためを思って言ってる」とは
「あなたのためを思って(あなたの間違っている意見を私の正しい意見で正してあげようと)言ってる」ということだ。
協力的でしょうか?競合的でしょうか?
それに失敗しても相手には大きな学びになる。