勇気づけの歌 第六節 協力的と横の関係
協力的とは相手を裁かずに
力を合わせて一緒に働くか
相手を信じて口を出さないで
対等の位置で互いに助け合う(6)
「協力的とは相手を裁かずに」とは横の関係ということだ。
横の関係とはリディア・ジッヒャー (Lydia Sicher)が言った言葉らしい。
言葉の上では簡単だが行うのは難しい。
常に私的感覚が邪魔をする。
「力を合わせて一緒の働く」とはつまり、共同の課題にして役割分担をしながら協力して課題を解決するということだ。
もちろんそれには手続きがいる。
1.はっきりと言葉で頼む 2.共同の課題として引き受けるかどうか相談する 3.どの部分を共同の課題にするか相談する 4.共同の課題となった部分だけを協力する
その手続きが全てクリアーできたら共同の課題にできる。
相手と目標の一致が取れていないと成立しない。
そして、成立しなかったらどうするか?
「相手を信じて口を出さない」です。
つまり課題の分離をして結末を体験してもらう。
これはパセージ24-Lにある図を参照すると分かりやすい。
全く手伝わないことも場合によっては勇気づけなのだ。