勇気づけの歌 第七節 平等と同等

大人と子どもは違っているけれど

人間としての価値は変わらない

一人の人だと思って接すれば

仲間と認めて協力してくれる(7)

(勇気づけの歌)

 

男女は平等だろうか?

20歳と60歳は平等だろうか?

上司と部下は平等だろうか?

では

子供と大人は?

上記の問いにいくつかNoと答えられた方は、平等という意味を取り違えていると思う。

答えはすべてYes

Noと答えられた方は、同等という意味で平等を解釈しているのではないだろうか?

平等とは一言で言えば人間としての価値は同じということだ。

一方同等とは生物学的や出来ること、経験などその他もろもろ含めて同じということ。

だから、男と女は平等であるけど同等ではない。

20歳と60歳も平等であるけど同等ではない。

子供と大人も平等であるけど同等ではない。

そういう意味だ。もちろん同等ではないので権利も同じではない。

権利というものは責任を取れるかどうかで決まってくる。

権利が大きくなれば責任もそれだけ大きくなる。

責任が取れない大きさの権利は認められるべきではない。

例えば、小学生の子供が、夜12時まで帰らないことに対して、もし何か起きたとき実際に働くのは大人だ。

子供自身は責任を取れない。

一方大人が仕事で遅くなっても何か起こったときには大人自身が責任を取れる。

だから子供の門限は6時で大人は12時でも、平等なのだ。

同等と平等の違いをわかってもらえただろうか。

わかりにくい人は命の重さは同じ(平等)と言えば分かるだろうか?

子供は大人が思っているより自分で出来ることが多い。

出来ないのは大人が勇気をくじいているためだ。

適切に勇気づけていれば、中学生なんかはほぼ大人と同じことができるはずだ。

そのように思って接すれば、子供も大人と同じように振る舞えるようになるし、こちらも相手を平等の仲間と思って接すれば、相手もそのように接してくれるようになる。