パセージリーダーへの道:02プチ・パセージに参加して来た。
プチ・パセージとはアドラー心理学のグループ体験にもとづく育児学習コースパセージPassage:Parent Study System on Adrerian Experiencesの体験版だ。
今回は私を含めて6人、半分くらい遅れて2人参加計8人であった。
初めての方が1人だけというのは寂しい。プチパセージとはこれでパセージのいいところを知ってもらって、本コースを学んでもらおうという商品紹介のようなコースなので、本コース経験者ばかりなのはあまり意味がない。私もパセージリーダー養成講座を受ける勉強のために参加したが、普通ならリーダー+新人数人の方が理想だ。
まあ、前置きはさておき、今回のコースでは
I.育児の目標
II.子供の話を聴く
III.パーソナルストレンクスを見つけよう
を紹介された。
I.育児の目標では
<子育ての行動面の目標>
1)自立する
2)社会と調和して暮らせる
をみんなで話し合う。最初にパセージの紹介を読む。そしてメンバーさんにどんな子供になって欲しいですか?と尋ねる。そしてそれを箇条書きする。
その際1)と2)を分けて書くとこれは1)に当てはまりますねとか話し合える。
そしてそうするためには
<子育ての心理面の特徴>
1)私は能力がある
2)人々は私の仲間だ
ということが必要であることを紹介する。
<子育ての行動面の目標>は気の幹であり、<子育ての心理面の特徴>は気の根っこの部分だと説明された。
なるほど、確かにわかりやすい。
パセージでは文章を順番に読んでいただき、ここを読まれていかがですか?と意見を聴く。
こういうところでエピソードが出てくることがあるので。それを取り上げて話し合う。
II.子供の話を聴く
では
ポイント1:「最後までせかさずゆっくり聴く」
ポイント2:「子供の方を向いて聴く」
ポイント3:「関心を持って聴く」
3つのポイントを子供と親の会話で進めた。
子供役と親役でロールプレイして、メンバーには子供の気持ちになって聞いてもらう。「最後までせかさずゆっくり聴く」では20秒待つを体験。
20秒沈黙はかなり長い。
「子供の方を向いて聴く」ではロールプレイ役の演技(笑)にかかっている。子供の方を向いて聴くでは向いていないバージョンは片手間にどうでもいい風な話し方、子供の方を向いて聴くは子供を振り返り、聴こうと質問する話し方。これで印象は180度違う。
「関心を持って聴く」では開いた質問を使って聴く。
実際やってみると子供役の人が考えて答えを出しているのが分かる。
親が自分の意見を言うバージョンでは子供は自分で何も考えていないし、意見も言えていない。
子供の話はないのと同じ。
これらをロールプレイして、<子育ての心理面の特徴>
- 私は能力がある
- 人々は私の仲間だ
となっていると思うかメンバーに聞いてみる。各々意見が違うところだが、それはそれで貴重な意見だ。
III.パーソナルストレンクスを見つけよう
では
- 実際のエピソードを出してもらって
- エピソードに対して質問がないかみんなに聞く
- 普段はどんな子ですか?
- ロールプレイして、このエピソードでの良い点(パーソナルストレンクス)をみんなに聞いて紙に書く
- このパーソナルストレンクスを聞いてどう思いますか?
- このパーソナルストレンクスどのように使えると思いますか?
- これを聞いてどうですか(最初のマイナスイメージなど)?
- これからはどうされますか?
- 実際やってみましょうか。
という流れがある。
いわゆるブレークスルー・クエスチョンズだ。
これで、かなり協力的な解決に至ることが出来る。
今回はメンバーとリーダーの二重見当識(両方の立場で観る)でやってみたが、リーダーの導き方がよく分かった。
養成講座に向けてもう何回か会に参加して学ばせていただこうと思う。