そうだ、大阪行こう!マインドフルネスサイレントリトリート 関西医大に行ってきた。
もう去年のことになるが、
関西医大でマインドフルネスストレス低減法(MBSR)のサイレントリトリート全日プログラムに参加してきた。
10:30〜17:30まで1日マインドフルに過ごすプログラムだ。
今回2回目の参加となる。
最近は自分で行う瞑想も途切れがちになってきたので、
一度ここらで建て直そうと考え参加に踏み切った。
さて、当日は
- 説明
- 静坐瞑想 呼吸、体の感覚、音、思考
- 臥位のマインドフルヨーガ
- ボディスキャン
- 昼食 食べる瞑想
- 慈悲の瞑想
- 歩く瞑想
- 立位のマインドフルヨーガ
- 見る瞑想
- 歩く+見る瞑想
- 言葉(講師が語る)
- 静坐瞑想
- シェアリング
と言う順番で行われた。
2.は普段よりも雑念が多く沸き起こってきて、気付いては手放しと大忙しだった。
何故か今回は雑念が多い、いやよく気付いているだけなのか?
3.は最近やっていなかったので久しぶりだ。気持ちがいい。体の感覚に集中すると集中しやすい。
Focus型瞑想(サマタ瞑想)は注意を向けるものが分かりやすいほど戻りやすい。
4.のボディスキャンで今回は寝なかった。
私のボディスキャンで寝る率は80%を超えているだろう(統計はとってません)。
今回は珍しく10〜20%の間に入っていたと言うことか。
体感に注意を向けるワークを午前中に終えて、昼食はマインドフルイーティング。
今回も菓子パン1個とおにぎり1個、コーヒーを45分かけて五感で味わった。
食べる瞑想は普段は時間がなく出来ていないが、私には得意な瞑想だ。
味覚が研ぎ澄まされ、舌先で甘みを感じる。
ご飯粒の形、触覚、匂い、視覚、パンの表面、自分がほとんど左の奥で噛んでいたこと、右で噛むと違和感を感じること。
飲み込む時に食道を通って胃に入る感覚。
食道の蠕動。
など、すごく細かいことに気がついた。
さて、午後からは
6.慈悲の瞑想であるが、今回は途中寝てしまった。
すごく感動される人もいるのだが、私にはあまり合っていない。前回も寝はしなかったが、感動は得られなかった。
さて、7.の歩く瞑想。
これも比較的好きな瞑想。
この辺りから深い瞑想状態に入ってきた感触がある。
8.立位のマインドフルヨーガ、これも家では出来ていない瞑想で復習できた。
9.見る瞑想、視覚が研ぎ澄まされる。
決して視力が上がるわけではないが、物が全体として捉えられるようになったり、
一点に集中して他のものは消されたり自由自在になる。
10.これが、今回のメインイベント(私的には)、
外に行っても良いとのことであったので、建物の近くの河原まで歩きに行った。
そこで、
五感全てが研ぎ澄まされていることに気付く。
視覚では川の水にズームインすると水面の波の動きが感じられ(見ているのに感じている)、ズームアウトするとパノラマのように全体の動きが感じられる。
嗅覚ではそこの土や草の匂いを感じられる(どこからの匂いか特定できる)。
触覚では空気が皮膚に当たる感覚が鋭敏に感じられ、
聴覚では周辺の全体の音を統合して聞いている。一つ一つの音も聞いているが全体も聞けている。
それら全ての感覚を総合したゾーンの状態とでも言うのだろうか?
また、不思議な体験をして帰ってきた。
その後は11.講師による有名な方の言葉を語っていただけていたがこれは不思議と覚えていない。
12.そして再び静坐瞑想へ、ここはむしろ瞑想状態が解けていった感じであった。
ピークは10.であったが、長くは続かない。
最後に13.シェアリングをして終了となった。
集団の1日瞑想は本当に瞑想が深まるので、1ヶ月に1回はしたいと思っているが、時間と機会がない。
MBSRのサイレントリトリートは半年に1回ぐらいしかやっていないので。
いっそ自分で開催すると言う方法もあるが、人が集まらないだろう。
帰りは新幹線で新大阪から博多まで、3時間かけて帰った。