瞑想を続けて変化した事 2020年2月号
ゴエンカ式・ヴィパッサナー瞑想から早1ヶ月(以下ヴィッパサナー瞑想はゴエンカ式とする)。
毎日朝晩瞑想を30-40分続けている。
最近の変化について気づいたことを述べようと思う。
1.最初は悪夢を見ることが多かったが、どんな悪夢でも平静に見つめられている。以前ならかなり目が覚めたあと体がだるかったりドキドキしたり、体調に変化があったが。起きてすぐでも普通に寝たのと同じ感覚で、体も心も平静さが保てる。
2.そのうち睡眠が深くなったのか悪夢はみなくなった。途中で目覚めることもなくなった(今までは例え眠剤を使おうとも、夜中に1-2回は目が覚めていた、もちろん今は全く薬は使っていない)
3.しつこい首肩の痛みが嘘のように消失した。これも最初はむしろ今まで以上に痛みが出てきていたが、完璧な平静さを保ち、客観的に見つめていたら、いつの間にか消えていた。
4.ヴィパッサナー瞑想から帰ってきてから、新たにお尻から足の痛みが出現した。これも完璧な平静さを保ち、客観的に見つめていたら、いつの間にか消えていた。
5.講演の前はいつも少しは緊張するものだが、全く平静を保てるようになった。
マインドフルネス瞑想ではなかった効果が出てきている。
1, 2, 3. は今まで蓄積していたサンカーラ(悪い反応)が奥から表面に出てきたのだろうか?それに嫌悪で反応せずあくまで完璧な平静さを保ち、客観的に見つめることで自然に消え去っていった。
4.は完璧な平静さを保てるように心掛けている効果であろうか?しかし、講演というそれほど大きな事態ではないのでどこまで平静さを保てるかはまだ未知だが。
残念ながらマインドフルネスにはこれほどの強力さはないのではないかと思う。
強力さは費やした労力・真剣さに比例する。
毎日毎日休むことなく、一所懸命に続ける。
ヴィッパサナー瞑想にはあるがマインドフルネスにはなくなった部分の一つではないか?
毎日続けることは大事だというが1日5分でもいい、それができなければ1分でもいいというのがマインドフルネス。
確かにきつく言いすぎて、やめてしまっては元も子もない。
続けることが大前提。
しかしながら、効果の強さ、大きさはやはり行った努力・真剣さに比例する。
もう一つ、ヴィッパサナー瞑想では完璧な平静さを保つこと、一所懸命に(瞑想中の集中を)努めることを強調する。
これらがマインドフルネスよりヴィッパサナー瞑想が強力な所以であろう。