ブログ400記事記念!! ヴィパッサナー瞑想で学んだこの世の全ての苦しみから解放される方法
いつまで続くかと思って始めたブログだがついに400記事になりました🎉
最初はGoogleでヒットさえしなかったが、マインドフルネス、アドラーと検索したら一番上に出てくるように💓
ここまで続くとは思わなかった、ブログもだしアドラー心理学とマインドフルネスもだ。
始めた頃はどちらも趣味で無資格だったが、この3年間で
マインドフルネスはマインドフルネス食観トレーニング(MB-EAT)のQualified Instructorの資格を得られた。
読んでくださっている方々、本当にありがとうございます!
さて、400回記念でちょっと頑張って
ヴィパッサナー瞑想で学んだこの世の全ての苦しみから解放される方法を書き留めておこうと思う。
これが出来れば本当にこの世のすべての苦しみはなくなるでしょう(出来ればね・・・)
これを説明するのに四宝印という概念がある(これはまとめやすいから調べたが、正確にはヴィパッサナー瞑想では下の用語では説明されなかった、意味・内容は合ってる)。
1.一切皆苦(いっさいかいく):人生は思い通りにならない
世界は自分の思い通りにならないことばかりである、という真理。ここでの「苦」とは(ドゥッカ, dukkha)という単に苦しいということではなく、「思い通りにならない」ということも含むらしい
この「苦」には、「四苦八苦」と呼ばれる八つの苦しみが挙げられる。
根本的なドゥッカを生・老・病・死(しょう・ろう・びょう・し)の四苦とし
- 生苦: 生まれること。
- 老苦: 老いていくこと。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
- 病苦: 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる。
- 死苦:死ぬことへの恐怖、その先の不安。
根本的な四つの苦に加え、
- 愛別離苦(あいべつりく): 愛する者と別離すること
- 怨憎会苦(おんぞうえく): 怨み憎んでいる者に会うこと
- 求不得苦(ぐふとくく):求める物が得られないこと
- 五蘊盛苦(ごうんじょうく):五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと
の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。
四苦八苦ってそういう意味だったんだ〜勉強になるな〜
つまり生まれることから死ぬことまですべて苦だというんだから、身も蓋もない。
これで終わったら絶望しかないが、釈尊はこの苦しみから抜け出せる方法があると説かれている。
2.諸行無常(しょぎょうむじょう):すべてはうつり変わるもの
世の中のあらゆるものは一定ではなく、絶えず変化し続けているという真理。世の中の物事は常に変化を繰り返し、同じ状態のものは何一つない。自分の身体・意識さえも一秒とて同じものはないということ。=アニッチャ
一秒どころか一秒に何万回、何百万回、何千万回も消失しては生まれているということ、そう考えると我々は何度も死んでは生まれ変わっている。生成と消失を繰り返しているという真理。
3.諸法無我(しょほうむが):すべては繋がりの中で変化している
全てのものごとは影響を及ぼし合う因果関係によって成り立っていて、世の中のあらゆるものは、全てがお互いに影響を与え合って存在しているという真理。2.の諸行無常と合わせて、自分というものは身体・心を含めて自分のものではない。ましてや自分のものなどない、自分の身体・自分の気持ち、自分のプライド、自分の財産、自分のetc...これらはすべて幻想。
これが真実だと気づいたら、四苦八苦は自ずと消え去る。自分はないんだから、全ては全世界・全宇宙の一部の関係の中で存在している。個人とは海の中の波みたいなものだ。
4.涅槃寂静(ねはんじゃくじょう):"さとり"の境地
苦のない"さとり"の境地。すべての苦が消え去り、安らかな心をもって生きること。
これらを図にすると以下のようになるか。
一切皆苦の状態から涅槃寂静の状態になるには諸行無常、諸法無我を真に理解し、あらゆる執着・苦から解き放たれる必要があるということらしい。
そのための方法がヴィパッサナー瞑想だというわけだ。ようやく瞑想にたどり着きました。
まあ、多分私は今の生のうちはここまでいけないだろう、修行を積んで何回目かの生にはさとれるようになりたいものだ。
「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」といわれるように地球上でさとりを開けたのは釈迦だけらしいから、結構(いや、とてつもなく)難しいと思うが、今まで一人でもいたのなら不可能ではないということだ。