パセージサブリーダー研修08 第7章
第7章は新しい家族
- まず、自分が変わる
- 家族で話し合う
- ルールを決める
- 社会的結末
- 言ったことは実行する。
の5P
7章の大きなテーマは家族会議だ。
家族会議とはパセージで提案している民主的で平等な話し合い、そしてルール作りをする方法だ。
1ではそれに先駆けて、家族に宣伝せず、まず自分が実践することを提案する。宣伝は場合によっては押し付けになるので、相手を操作することになる。
ちゃんと目標の一致が取れていればいいのだが、往々にしてこちらの要求を押し付けようとしていることが多いと思う。
焦って、宣伝しなくても自分がまず実践して変わればいいと思ったら相手も興味を持って聞いてくるだろうし、そうすれば目標の一致が取れる。
2では家族会議のロールプレイだ(型が決まったページ)。
父役、母役、子供役3人の計5人で家族会議をしてもらう。
最初は何も言わずにやってもらい、2回目ディスカッションをして、パセージでのやり方を提案してやってもらう。
例えば、誰かが発言したら次に発言する人はその意見をまとめて繰り返す、自分の意見を発言するときは特定の相手の方を向かずにみんなの顔を順に見ながら発言するといい、感情的になったら会議をやめて継続審議にする。など。
それを意識しながらやっていただく。
そして1回目との違いを聞いてみる。
今回は時間の関係で1回しかやらなかったが、以前受けたパセージでは、2回目の方が、「意見を聞いてもらているような感じがする」「一呼吸置くので感情が高ぶらずに冷静に聞ける」などの意見が出た。
3ではルールの決め方を提案している。ルールの5つの条件(パセージテキスト内)に当てはまっているかをチェックする。
4では社会的結末、例えば法律、伝統、慣習などで決まったルールに反した時におとづれる結末の事。
パセージでは目標の一致ができない結末は体験してもらおうということが書かれているが、結末を体験することで勇気くじきになることは体験してもらわないようにするとも書かれている。
それで、選択できない可能性を学んでもらう。
5ではやさしくきっぱりと親の覚悟もいることが書かれている。
この章では家族会議をするためのいろいろなことが書かれているが、実際やってみないと意味がない。
頭の中でいくらシミュレーションしてもダメなのだ。
アドラー心理学は実践してなんぼの学問なので、試行錯誤しながら毎日実践することが大事だ。
アドラーがこんなことを言ったとか、弟子の論文はどうだとか、研究では・・とかいったことは2の次でまずは実践あるのみだ。