パセージサブリーダー研修03 第2章
第2章のまとめ。
- どんな場合に子どもは適切な行動をするか
- 罰の好ましくない副作用
- 賞の望ましくない副作用
- 子どもの話を聴く
- ふたたび勇気づけ
の5Pだ。
1.では罰と賞についてメンバーに子どもを叱ったり罰したりしたことがあるか聞いてみる。事例があれば、それをロールプレイしてもいいし、出なければ空想誘導してもいい。どちらにしても「どう感じたか」「どう考えましたか」「どうしようと思いましたか」と聞いていく。そして「私は能力がある」と感じましたか?「人々は仲間だと感じましたか?」と聞く。ロールプレイの型だ。子育ての目標に沿っていればいいが、そうでなければ代替案を考える。
その場合どんなことを伝えたかったか(学んで欲しかったか?)を聞いて伝え方を工夫すればいい場合がある。
今回は事例が出たのでロールプレイで行えた。
罰の次は賞もロールプレイもしくは誘導空想を行う。
このページでは賞も罰も子育ての目標に向かわないことを学んでもらう
2.では罰の副作用について、メンバーに5節を順次読んでもらう。
先ほどの事例と照らし合わせていく。罰の副作用が実際出ているか実感してもらう。
3.では賞の望ましくない効果を朗読してもらって質疑をするそれで良い。質疑だけでも話が長くなる可能性があるので、一定のところで切らなければいけない。どちらかというとこの章では罰を用いることは良い結果を出さないんだな〜と感じてもらう方が重要ではないかと思う。
4.ここからは勇気づけの方法に入る。子どもの話を聴くワークを徹底的に行う。
1.子どもの話を最後まで聞くワーク、さえぎるのとさえぎらないで聞くのを2人ペアで
2.子どもの方を向いて聞くワーク、向かないのと向いて聞くのを2人ペアで
3.相槌を打つのと打たないのを2人ペアで
4.20秒待つワークを2人ペアで
と4つのワークを行う。この章のクライマックスだ。
5.ここで再度勇気づけという言葉が出てくる。信頼・尊敬・感謝・平等の関係を結ぼうというのだが、まずここでは紹介程度で。勇気づけは構えが出来ていないと出来ないので、徐々に浸透していけばいい。すぐに分かった!とはならないものなので、最後までぶら下げていくしかない。
この賞では賞罰は使わない方が良さそうだ、かわりに勇気づけってものがあるんだなと学んでもらう章だと思う。