期待を手放すということ

 

前回、期待を手放せた時、始めて効果が出ると言ったが。

期待を手放すということはどういうことだろうか?

期待しないということか?

期待を頭から追い出すことか?

期待することを冷静に考えないようにすることか?

いずれも違うと思う。

手放すという表現が悪いのかもしれない。

手放すというよりは〝共にある〝という状態と思っている。

つまり、〝期待している自分〝というものを

自分の体の一部のように受け入れる。

自分を構成しているものとして気づいて受け入れる。

ということではないかと思う。

例えば自分の右手を考えてみた時、右手を消そうと思ったり、ないものとしてしまおうと思ったりはしないだろう。

かといって右手ばかりに囚われてはいないだろう、自分の体の部分は他にも沢山あるのだから。

〝共にある〝ということはそういうことだ。