思い込みの効果 01 プラシーボ効果編

医学用語でプラシーボ効果と言うものがある。

これは、薬でよく言われることで、本当は有効な成分が入っていない薬(偽薬:プラシーボ)を本物と聞かされて飲むと、本当に効くと言うものだ。

症状だけならまだしも、血圧やコレステロールなども下がる。

心療内科医は心身相関を扱っているので常識ではあるのだが。

絶対出来ると信じ込んでいると出来たり。

いつも以上に力を出せることもある。

そう、本気で思っていれば。

アメリカ サンフランシスコ湾近郊の学校で、ある実験が行われた。

ある学校の3人の教師と90人の生徒に、「最高の教師と知能の高い生徒を集めたから、生徒のペースに合わせて授業を進め、どれくらいの成果をあげられるかやってみてほしい」と伝えた。 1年が過ぎると、生徒たちは全ての学校の平均よりも20~30%も高い成績を上げた。

しかし、実際は90人の生徒は、決して知能の高い生徒というわけではない。また、3人も教師もくじ引きで選ばれただけだった。

では、なぜ成績があがったのか。

その答えは、彼らは前向きの期待感を持っていたからであるという。 彼らは、自分たちはそれができると確信していたからこそ、良い成績を上げることができたのだ。

引用:人の意識は100倍広がる

 

あと、数週間しか生きられないと言われた、あるがん患者のお話です。

クレビオゼンという新薬の実験台になった、あるがん患者があげられます。

彼は、あと数週間しか生きられないと思われていましたが、

この新薬の試みに参加を自ら希望し、注射を受けました。 かれのその後の回復は目ざましくほんの短い期間に、

からだ中に広がっていた悪性腫瘍はすっかり後退してしまったのです。

しかも、退院して普通の生活にさえ戻ることができました。

数ヵ月後に、新聞が新薬の実験結果を取り上げ、「その薬は効果がない」と報道しました。

彼は、この報道を読み、なんと!彼のガンは再発し、病行が悪化し再び入院してしまったのです。

彼の主治医は、状況を察知し、前回の薬よりずっと強力な、2倍に強めたクレビオゼンの注射があると告げました。

しかし、実際医師が用いたのは「殺菌した水でした」

それからの、かれの回復ぶりは前回にもましてめざましく、再び退院出来るほどに、なりました。

それから、米国医学協会が、『その薬は無効である』と新聞で全米に発表するまでの数か月間、彼はふつうの生活を続けました。

しかしなんと!この発表を聞いた数日後に彼は、亡くなったのです。

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思い込みの力は人の実力も上げ、癌さえも縮小してしまう効果がある。

そのような良い効果ももちろんあるのだが、悪い効果ももちろんある。

それは次回に。