第34回 日本アドラー心理学会総会03 フランシス・X・ウォルトン先生

学会第2日目午後

フランシス・X・ウォルトン先生の御講演があった。

『子供と家族の援助を中心にしたアドラー心理学50年の経験から』という演題あった。

同時通訳に野田俊作氏、野田氏大忙し!

アドラー心理学での子供と家族の援助の仕方はこれまで私が学んで来たものと同じだと確認できた。

世界に通じるアドラー心理学を学んでいるという実感が湧いて来る素晴らしい講演であった。

最後のパートでADHD(注意欠陥多動障害)についてアドラー心理学の理解は共同体感覚の発達が遅れている子供というものでだった。

つまり脳の障害ではなく、適切に勇気づけてあげれば、適切に社会に調和できるというものであった。

私はアドラー心理学を学んでいる過程でそういう話は何度も聞いていて、ああそうだなと思っていたので、全然驚かなかったが、後で考えるとアドラー心理学の会以外の所で話されたらとんでもない反発が来ると思う。

私も今の世の中に不適応を起こし始めている、めでたいことだ!

15:00からはシンポジウム『母親のアドラー心理学で4名のシンポジストが各々子供とのエピソードをお話ししてくださった。

アドラー心理学の子育てを学んで子供との関係、家族との関係がどのように変わったのか、

それぞれが実経験に基づく生きた経験であり、大いに学ばせて頂いた。

その後の懇親会は長くなったので次回に回す。