マインドフルネスストレス低減法(MBSR)8週間プログラム第8回

いよいよMBSRも最終会を迎えた。 この8週間マインドフルネス瞑想を毎日してきたが、技術として少しは上達したというのが正直な感想だ。 大幅に上達はしていない。 最初と比べれば、雑念に気づくのにエネルギーがあまりいらなくなった。 時間をかければ瞑想状態に入れる、くらいか。 雑念は相変わらずいっぱい出てくるし、それに気づくのが遅くて、よく飛んでしまうのは変わりがない。 でもそういうものなのだろう。 あまりに瞑想に期待しすぎるのも良くないし、そもそも上達した、しないと評価するのも良くないのだ(雑念も悪くはない)。 あるがままは難しい。 難しいからやり続ける価値があるのだが・・ しかし、ストレス低減の理論の部分はアドラー心理学を学んでいる身としては目新しいものはなく、アドラー心理学のごく一部を使っているなという感じだった。 前にも書いたかもしれないが対人関係に関してはアドラー心理学の方が専門なのだ。 とはいえこの瞑想の技術は大いに役立つと思う。 マインドレスにアドラーをやるよりマインドフルにアドラーをやる方が効果が倍増すると感じる。 じゃあ、アドラー心理学をさらに実践するためにマインドフルネス瞑想を学んだのか?といわれると今のところは〝そうです〝と答えよう。 実際学ぶまでは本当にアドラー心理学の実践に役立つのか分からなかったが、瞑想はアドラー心理学と併用するとかなり効果的だと思う。 これも感覚なのでうまく言葉で表せないが、瞑想して行うと心に染みてくる。頭で分かるのではなく感じられるのだ。

アドラーとマインドフルネス瞑想の話はこれくらいにして本日の報告だ。 まず、ボディスキャン約20分、次にヨーガを自分で組み立てて15分、静坐瞑想15分行った。 これでだけで今日は瞑想状態に入れた。 五感が鋭くなり、意識が開けている。 これは進歩の一つだろう。サイレントリトリートの時は4時間はかかった。 家で自分だけでやってもこれだけの時間ではまだ瞑想状態に入れない。 グループの力と場の雰囲気のせいだろう。 今後は自分だけでもこうなれるように毎日訓練しよう・・毎日・・多分・・ 前半は瞑想のおさらいで終わったが、もう少し瞑想状態でいようと思って休憩時間も瞑想していた。 後半はみんなで8週間のシェアリング。 各々の感想が聞けて大変勉強になった。 瞑想状態なので耳に入ってくる話も少し奥まで入ってくる感じがした。 やはり、こうしてグループで集まって瞑想をすると効果が倍増する。 パセージでもそうだがグループ療法の力は大きいのだ。

さて、マインドフルネスはまだまだ8週間ぐらいの駆け出しなので今後も現在の感想や考え方が変わるかもしれない。 今の考えは「いま、ここ」だけの考えなのだ。 MBSRのレポートは今回で終わりますが、今後も日々続ける予定なのでブログは更新します。アドラーもあるしね、よろしくお願いします。