マインドフルネスストレス低減法(MBSR)8週間プログラム4回 後半

MBSR第4回目の後半、 立位のヨーガ、山のポーズを基本としてバランスなどを行った。 山のポーズにもだいぶ慣れてきて、しっくりと立てるようになった。 次にストレス反応に対する講義、前回までの3回は基礎づくりで、今回からストレスに対して具体的に対応などを行っていくようだ。 講義はほぼなかったので珍しい。 外的な出来事があったとしてその出来事に対する思い、考え、感情が内的ストレスになり脳・神経系・心血管系・消化器系・免疫・筋骨格系に影響を及ぼし自動的・習慣的にストレス反応を起こす(急性過覚醒)、それが慢性的にストレスに適応した結果慢性過覚醒になる。さらに不適切なコーピングで対応した結果、過重な負荷がかかり、身体・精神的疲弊、意欲低下・うつなど心身症を引き起こすと言ったところで良いのかな?(図参照) ストレス反応についての説明を受けながら日常のことについて考える。 外的出来事はストレス・驚異になり得るということで、絶対なるということではない。例えば、 上司が挨拶をしたのに返事をしない場合、思い、考えは

①嫌われているから無視された ②ただ単に気付かなかった ③何か原因があって返事が出来なかった(重大な出来事があり考え込んでいるとか) と解釈することで違った結果になる。

①は完全にストレスになり、上記の経路をたどる。 ②の場合何もストレスにはならない ③の場合は相手を心配して声をかけるなど気遣うかもしれない(これはこれでストレスになるかも知れないが)。

つまり、同じ出来事でもその人の感じ方でストレスになる場合もあればならない場合もあるということだろう。 これはアドラー心理学でいうと仮想論である。 人は自分に特有の統覚フルターを持っていて物事はそのフィルターを通して解釈される。 従って同じものを見ていても人それぞれ解釈は違うのだ。 と考えるとストレスを受けやすい人というのは物事を悲観的に捉える(?)統覚フィルターを持っているということだろう。 アドラー心理学の師匠は陰性感情があったらとりあえず良かった!と言いなさい、そして何が良かったかその理由を10ぐらい挙げなさいと言われている。 最初はかなり無理矢理だが、やっているうちに良かった理由は出てくるものだ。 理屈と膏薬はどこにでも付く。そうすることで、このストレス反応の流れに入るのを止めることが出来ると思う。 今週はストレスに気付くというのが宿題だ。 アドラー心理学を学んでから陰性感情が出ることは激減したが、マインドフルに感じたらもっと気付くかも知れない。 さて、最後に静坐瞑想をもう一度20分行って最後シェアリングして第4回は終了した。 文書1