パセージ第2章 後半

第2章復習後半、 4.子供の話を聞く、5.ふたたび勇気づけ 子供の話を聞くは 4-1.話は最後まで聴く、 4-2. 子供の方を向いて聴く、 4-3.あいづちをうつ、 4-4.子供が黙ってもせかさない、 である。これは子供に限ったことではなく、対人関係全般に言えることだ。4-1.私たちは会話の中でどれだけ相手の話を最後まで聴かずに途中で口を挟んでいるだろう。いや私はそうではないと思う方は、一度一回も自分の意見を言わずに相手が黙ってしまうまで聴いてみよう。10分でも20分でも・・・多分それだけ自分が喋らず聴いていることはないのではないだろうか?少なくとも数分で何か言っていると思う。それほど私たちは人の話を最後まで聴いていない。話を途中で遮ると、相手が本当に話したいことが言えない、途中で違う方向に行ってしまう。情報が多く得られないというデメリットがある。4-2.相手の方を向いて聴かないと関心がないと思われるし実際そうだろう。忙しいから仕事をしながらちゃんと聞いてるよと言われる方、聞いてはいるが聴いてはいない、つまり音声としては入ってきているが、心に入ってきていない。それを子供は敏感に感じている。4-3.これは4-2にも関係する、ちゃんと聴いていれば適切なところであいづちがうてるだろう。4-4.黙っても20秒待つらしい。特に小さい子供に対しては忍耐が必要だ。20秒は思ったより長いので一度試してみてください。私はこれくらいが20秒と思って測ったら15秒くらいだった。 ふたたび勇気づけは 5-1.子供を信頼しよう、 5-2.子供を尊敬しよう、 5-3.子供に感謝しよう、 5-4王様もやめよう奴隷もやめよう、 だ。5-1は後で述べたい。5-2は尊敬といっても敬ったりするのではない。admireではなくてrespectなのだ。respectとはre(再び、改めて)、spect(見る)。からなると教えてもらった。つまり、子供を改めて見るということだ。5-3でもあるが、当たり前と思わずに、子供の良い点、してくれていることに目を向けて感謝しよう。良い点が見えてくれば感謝もできる。5-4.はドライカースの「勇気づけて躾ける」を読めばすごく良く分かる。分厚い本だが事例が一杯あって分かりやすいと思う。

さて今日のテーマは信頼だ。 信用と信頼の違いを皆さんは意識されているだろうか?信用とは信じるに足る物や事があって初めて信じるというもの。担保付きの信頼で、銀行を思い浮かべてもらえれば分かりやすいと思う。子供に対しては前にこういうことが出来たから信じるとかいつもこうしているから信じるとかそういうことだ。信頼とはそういうことなしに無条件で信じるというものだ。これは自分の子供でもかなり難しい。例えばいつも失敗ばかりして成功したことがない子に今度は必ず出来ると信じるということだ。いや口ではそう言っているかもしれないが、心からは信じていないことが多いだろう。「どうせまた失敗するだろう」と心の隅で思っていないだろうか?そういう思いを子供は敏感に感じる。「どうせまた失敗するだろう」と思っているな、と全てまるっとお見通しなのだ。子供の方が上手だ。本当に心から子供を信頼できたら子供も信頼に応えてくれるだろう。 もちろんすぐ応えてくれなくても信頼するんですよ。いつかは必ず出来る。