第37回 日本アドラー心理学会総会

しばらく更新していなかったが、この会の準備のためもあった。

第37回 日本アドラー心理学会総会!

10/17はTKP 新大阪カンファランスセンター5階で

10/18はオンラインZoomで行われた。

総会は第一日目は総会、その後、

教育講演とシンポジウム

『0歳から始めるアドラー心理学

パセージは話ができる3歳くらいからとされているが、0ー3歳未満でもちゃんと分かっているし、勇気づけられるというものであった。そうだとは思っていたが、実際に体験にしてもらった発表を聞いたことがなかったので、大変興味深かった。実際に事例(エピソード)をもとに進められるので、これがアドラー心理学だなと感じた。生まれた時からアドラー育児をしていれば、この子達が大きくなった時に日本の社会が協力的になるんじゃないかな。この活動は是非続けてもらいたいし私も続けていきたい。

『信じよう まかせよう 勇気づけよう』

子供が自分の行為によって起こることを、自然の結末に任せて観察してみようということで、これも実際の事例を使って行って下さった。任せたらどうなるの?任せず口出しして無理やりやらせたら?質問にも出たが、今の社会では学校の要求と親が自然の結末に任せることはしばしば相反する。それを乗り越えてあくまで自然の結末に任せるのは非常に辛い(社会的にも自分の気持ち的にも)。そのモチベーションを保つためには何をすればいいのだろう?やはり、こうしていれば子供達の幸福な未来が来るのだということを信じるしかないと思う。

勝ち負けのない協力平等の

真の所属を目指して実践し

子どもに伝え人類全体が

幸福になるその日が来ますよう

(勇気づけの歌 28褐)

2日目はオンライン開催で

10:00~12:30 オンラインシンポジウム「非専門家と専門家がともに学ぶ」

私もシンポジストの一人で発表した。なかなか難しいテーマであったが、私は自分が立場としては専門家だがアドラー心理学としては非専門家的な立場から学び始めたことからお話しした。それをお話しすることが、みんなの貢献になると考えたからだ。反応は良く“分かりやすかった“とか“共感しました“とか“最後の言葉が胸に染みました“とかすごく勇気づけられた、発表して良かったと思えた。他の3人のシンポジストも各々の立場から発表されていたが、皆大変勉強されていて私の方が劣等感を抱きそうな、すごく勉強になる内容だった。ZOOMで行ったというのもあって質問はチャットに記載して頂いた。これはかなりの質問が来た。フォローするのにかなり大変だったが、対面ではなかなか質問が出なくて数件の質問で時間が来てしまうのだが、チャットだと同じような内容のものにはまとめて答えられるし、たくさんの質問に対応できる。

そして、対面の発表ではできない勇気づけのコメントも頂ける。結果としてはアドラー心理学会内では専門家・非専門家の線引きは意識していないということ、大半?の人がそう思って下さっていることを確認出来た。

14:00~16:00 地方区連絡集会

例年おこなわれている会で各地方区で集まって話し合う、ZOOMでも初めてだが、実は私は(近畿に住んでいるが)近畿地方区で連絡会に参加するのは初めて、なんせ去年の総会までは福岡にいたので(その前は総会参加していなかった)。なんかZoomでは発言が少ないような気がする。チャットではいっぱい出るのにね・・

九州地区で行われた集会でも感じたのだが、司会の理事のお声が素晴らしい!力強くて透き通るような声。明るく話されるとこっちの気持ちも明るくなる。パーソナルストレンクスだなと思う。

17:00~19:30 分科会

私は医療福祉心理分科会に参加した。N先生、T先生が世話人をされている分科会だ。事例検討会で実際の事例を提供者の方にお話しいただいてアドラー心理学的な質問や解決法をみんなで考えて事例提供者へフィードバックするというものであった。質問自体でも事例提供者の方がほおっ!となられることがあって、気づきが促されていくのを体験した。アドラー心理学深層心理学ですと野田先生が言われていたのを思い出す。事例提供者の方が最後は明るくなられて自信が出ているのが感じられた、勇気づけられたんですね〜

今回学んだことはいろいろあるが

物事に良い側面に注目する、個人に対してならパーソネルストレンクス