マインドフルネス・アドラー心理学がイマイチ流行らない理由

私もマインドフルネス、アドラー心理学をもっと広めたいと思っているのだが、その広め方が素人なのでいくら考えても降効果的な方法が思いつかない。

一般的なHP、ブログ、SNSを使うくらいだ。

しかし、やはり爆発的に広められる可能性を持っているプロ(私よりはるかに専門家)はいるものだ。

そのような方にお話を聞く機会があった。

マーケティングの知識・技術がハンパない。全く次元が違った。

具体的な方法は伏せるが、結局今、良く売れているとか、流行っているとかいうのはそういう方法を取っているのだなと感じた。

それはマインドフルネスもアドラーも流行らんわな。

主義が全く正反対、極論すると(爆発的には)流行らないようになっている。

私も広めたいとは思っているが、それは出来るだけ売りたいとか、みんなに行って(実践して)欲しいとか思っていない。

知識として知った人が自分に合えばやればいいし、合わない人はやらなければいい。アドラー心理学もマインドフルネスも絶対一つの真理ではないし、これが絶対いい!とは言えない。

そりゃ私は思ってますよ、私の統覚バイアス(認知バイアス)はそれがいいと判断しているんだから。

でも、人はそれぞれ違う色眼鏡で世界を見ているのだから、ある人には真理でも、ある人にとっては絶対矛盾のたわごとかも知れない。

むしろみんなにとって真理というほうがありえない(アドラー心理学的には)。

知って試してみては欲しいけど、勧めたくはない、そしてそもそも勝ち負け、競合の概念がない。

この態度がマーケティング側からすると悪なんだろう、

どんな細工してもどんな手を使っても(もちろん合法で)宣伝する覚悟で行わなければ広まらないんだろうな。

とすると方法は1つしかない、体験した人の口コミで自然に広がるのを待つということだ。

ちなみにもう一つ方法がある、マーケティングを行う知識・技術を持った人がマインドフルネス、アドラー心理学に深く傾倒している事。

そうすれば、どのようにすれば主義に反しないか考えてくれるだろうし、相談もしやすい。何故そうしたくないかを分かってくれる。

嫌われる勇気の共著者、古賀 史健氏はアドラー心理学実践者と言えるかどうかは分からないが、岸見一郎氏の著書に感動して、つまりはアドラー心理学に感動してこれを世の中に伝えたい!という強い思いがあったから、岸見氏と協力してベストセラーを生み出したのだと思う。

そういう協力者に出会えた岸見一郎氏は幸いであったと思う。

一つの理由だが、どうしてマインドフルネス、アドラー心理学が流行らないか。

どちらもこの世からそういう概念が消えることを望んでいるから、ゆくゆくは世間常識になってインストラクターだのカウンセラーだのでは食べていけない世の中を目指しているから。つまり自分たちの職業をなくすために働いている。

ルフレッドアドラーも言っている

〜私の名前を誰も思い出さなくなる時がくるかもしれない。アドラー派が存在したことすら忘れられてしまうかもしれない。それでもかまわない〜