MB-EAT創設者 Jean Kristeller先生に会ってきた

 

京都にJean Kristeller先生がアメリカの生徒を連れて来ていた。

私の実家は滋賀県なので、帰省がてら会いに行ってきた。Jean Kristeller先生はマインドフルネス創始者のJon Kabat-Zinnと一緒に仕事していたまさに、マインドフルネス創始期の1人だ。その後、ダイエットに特化したプログラムMindfulness-Based Eating Awareness Training:(MB-EAT)を開発された。

私は昨年アメリカに行ってMB-EATのプロ向けの講座を受けさせて貰った(こちら)

1週間の缶詰プログラムは結構ハードだったが、すごく勉強になったし、まさに体に染み込んでくる学びを実感した。

九州大学で行なっている肥満治療のマインドフルネスのプログラムもMB-EATの方法で行なっている。

ともあれ、そのkristeller先生が日本に来ると言うので、これは無視できない。e-mailで是非会いたい旨を伝えると、先方も是非会いたいとのお返事。Jean Kristeller先生が泊まっているホテルのロビーに行って待ち合わせた。彼女の希望で街を歩きながら店を探すことに、京都の街を歩いてみたいらしい。場所は河原町七条、そこから鴨川沿いを歩き五条大橋へ。川床はまだやってなかった。五条から四条通りに向かって歩く。ホテルの日本料理屋が見つかった。典型的な和食の店で接待にはいいかなと思ってどうかと提案する。一応中を見学。彼女はあまり乗り気ではないらしい。さらに散策する。五条松原の交差点、寿司屋が見つかりそちらに向かった時、ふと左手を見ると、おばんざい屋さんが。おばんざいは彼女 も知らなかったらしく、またピンと来たのか、ここにしましょう!と。非常にこじんまりとした店で老夫婦が2人でやっていた。Jean Kristeller先生は日本酒好きなので、日本酒もいろいろあって良かった。陳列された料理を見て自分で選んで注文するマインドフルイーティングにふさわしい店だった。感覚で選択するJean Kristeller先生はまさにマインドフルネスを実践している人だと感じる。

店はカウンターが8席、奥には座席もありそうだったが多分1テーブルだ。

母親と小さい娘の2人、父親と小学生の娘の2人が先客にいた。

日本酒はオススメのものを、マスではないが〝もっきり〟で注いでくれた。

この注ぎ方も初めてのようで、Jean Kristeller先生は大変喜んでいた。気のいい親父さんがハモのお吸い物をサービスで出してくれた。これがむちゃくちゃうまい!Jean Kristeller先生も絶賛だった。親父さんが目の前に並んだ料理をひとつひとつ説明してくれた。全部日本の料理なんだが、まぁ特徴的な食べ物を選ぶ。

永源寺コンニャク、イワシの煮付け、鴨のロース、〇〇貝(忘れた)、にんじんと明太子の和え物。

うーん美味い×2

イワシの煮付けは骨も全く感じられないほど柔らかく出汁の味が染みている。鴨肉ってこんなに柔らかくて甘かったっけ?にんじんもあまーい+明太子の辛味が甘さを引き立てている。

本当にいい店に巡り会えたものだ。そこの親父さんはとてもいい人で、Jean Kristeller先生にお土産におろしそば、ミニソフトクリーム(コンビニ様)をくれた。

そして何と横に座っていた父娘の客の父の仕事は古美術のアンティークのディラーでニューヨークにも仕事で行くという。Jean Kristeller先生 は日本のアンティークが大好きで部屋が昔の日本風に見えるほどいっぱい持っている。多分そのニューヨークの店を出している方と知り合いだというのだ。何という出会いだろう!

マインドフルネスの引き寄せというやつか!自分でも小さな引き寄せは体験しているが、こんな劇的なのは初めてだ。Jean Kristeller先生のマインドフルネスの深さのなせる業なのか?

とにかく終始Jean Kristeller先生はご機嫌ではしゃいでいた。楽しんで頂けて嬉しい!

合間に少し質問も出来た。最後の店からホテルへ戻る最中、MB-EATinstructorと名乗っていいかと聞いたら、快くOKの返事を貰えた(今日の大きな目的)。

今日一日でJean Kristeller先生の性格、好みが少しだけ分かった気がする。