怒りには目的がある

 

前回怒りの感情を使ってしまったとあったが、アドラー心理学では目的論個人の主体性で感情は個人が目的を持って使用していると考える。

怒りの目的はというと、相手に〜させようとか、〜をやめさせようとか相手を操作するために個人が自分の意思で用いるものである。

それで、その目的は何かというと、自分の仮想的目標を考えれば分かる。

つまり、トラブル(ライフタスク)に対して、自分が怒ることによって(対処行動)相手がどういう行動を取ってくれれば理想的かということである(仮想的目標)

この仮想的目標は感情では+5点(−5〜+5)でもうこれ以上ない最高の状態を想定する。

その行動を相手に取ってもらうために、怒りを使う。

最初から相手がその行動を取っていれば怒りは起こらないであろうが、そうしない、もしくはしそうにない為自分が怒っていることをアピールする。

そうすれば相手がその行動を取ってくれると信じている。

それで上手くいく可能性もあるが、上手くいかない可能性もある。

そして上手くいったとしても関係が悪くなる。

だから、怒りを使わずに冷静に自分の欲求をお願い口調で伝えればいいのだが、

まだまだ修行が足りない。

まあ、これからリカバリー出来るので、これから冷静に話し合う場面を想定しよう。