医師の当直について思うこと

昨日から本日の朝まで当直、そして今日の夜から別の病院で、月曜日の朝まで日当直だ。 土曜の9:00〜17:00までは休みだが、3日連続で病院に連続勤務だ。 休日の当直で救急病院ではないので、まだマシだが、それでも何度かはコールがある。 若い時はまあ、それでもなんとかなったが、この年になると(年は内緒だが)きつくなってくる。 1週間ぐらい疲労が残っている。 そして回復したら次の当直だ、何故にそれほど医師は当直が多いのだろうか? 少し調べて見た。 以下 「当直中・当直明けが辛い…」医師の当直の負担を軽減する方法とは? より、 当直とは通常の診療時間外の夜間や休日に病院などで勤務することを指し、病院管理者は夜間帯に医師を当直させる義務があります(医療法第16条)。そのため、全国で勤務医が約20万人いる中、その1割を超える2万人以上の医師が毎晩当直している状況となっています。 20万人中2万人なら10日に一回でいいのでは?と思うだろうか? しかし、この中には当直をされていない医師も含まれている(年齢や子育て、その他諸事情で)。

そうすると、もちろん当直の回数も増えてくるわけだ。

そして、ここが医師の独特な(?)ところであるが、当直の次の日の勤務は通常通りのところが多いのだ。 私は働いた当初から医師なので、これは普通だと思っていた(かなり世間知らず)。 ところが、警察や消防署、その他当直が義務付けられている職種で当直が業務として考慮されないところは医師のみであった。 どうしてそのようなことになるのであろうか?

<日本における勤務医の当直負担の問題を改善できていないもう一つの背景として、「医師は24時間365日働いて当然」な特殊な職業だという意識が、未だに多くの医療関係者や経営者に根強く残っていることが挙げられます。>「当直中・当直明けが辛い…」医師の当直の負担を軽減する方法とは? まさにこれが医療者に限らず、日本国民に根強く浸透していると思われる。 これが不思議でならないのだが、医師は何か人間離れした体力、生命力の持ち主と思われているのであろうか? 私に限ってはむしろ病弱で体力には自信がない方であるが・・・ これが、当直をより苦しくさせており、当直をしたくない医師が増えている。 そうすると、さらに当直をする医師が減って当直回数が増えるという悪循環が出来てしまう。 何とか協力的に解決できる方法はないのであろうか・・・私が倒れないうちに。