そうだ佐賀行こう!第57回日本糖尿病学会九州地方会

佐賀県で開催された第57回日本糖尿病学会九州地方会に参加してきた。

ほとんどは専門医の単位集めでの参加だ。抄録は間に合わなかったので発表なし。

最近、以前に感じていたような、臨床、基礎研究の演題への興味が全くと言っていいほど沸かない。

それに気づいたとき、かなりライフスタイルが変わったんだなと感じた。

いわゆる「エビデンス」に関する興味から、「人々(世界)の幸福」に興味が移っていったということだ。

とはいえ、九州地方は心療内科の発祥である九州大学心療内科があるため、他の地域より心理に関する演題も多い。

そして、今回はなんと近畿地方会の奈良から石井均教授を招いてシンポジウムをするということだ。

石井先生は糖尿病診療には患者の心理面のアプローチが大事と糖尿病医療学と言う分野を作られた先生だ。

これは行かねば!!

しかし、この時間、モロうち(九州大学)のシンポジウムにかぶっている・・・

(うちの)シンポジストの先生は「いつも(私と)一緒にやってること言うだけだから、いいよ、私が(石井先生の話を)聞きたいくらいだ」と言ってくださったのでお言葉に甘えることにした。

そして、当日、4題あったが、皆藤先生の講演→症例1→ディスカッション→症例2→ディスカッション→石井先生の講演と言う構成になっていて、ディスカッションは近くの人とすると言うものだった。

これは、糖尿病医療学会のやり方だ。

日本糖尿病学会九州地方会でそのまま再現されるとは、いや〜意表を突かれた。

と同時にすごく感心した「ああ!そう言う手があったかと」。

(ただ慣れていない人は初めての人とディスカッションすることに抵抗があるようで、されない方もおられた。)

こんなディスカッションが出来るのは、非心理学系の学会ではほぼないであろう(糖尿病医療学会は心理学系に入れる)。

最初は単位のための参加であったが、佐賀にきた甲斐があったと言うものだ。

石井先生は滋賀にいた頃一度だけお話ししたことがあり、シンポジウム終了後ご挨拶したら覚えてくださっていた。

私は内科、心療内科アドラー心理学、マインドフルネスをやっているおかげでいろいろな分野の人とつながりができる。

大変嬉しいことだと思う。