エピソード分析勉強会

先日大阪でアドラー心理学のエピソード分析勉強会に参加した。 これは午前中から夕方まで1日、カウンセラー役、クライエント役、オブザーバー役を交代で行い実習すると言うものだ。 日本アドラー心理学会認定カウンセラーさんが2人おられて、ご意見をくださる。またカウンセラー養成講座を受けられ、今度試験を受けられる方も参加される贅沢な会だ。 私が一番ひよひよなのだ。 しかし、ひよこにはひよこの良い点がある。先入観なしに、恐れず習った型を忠実になぞるということだ。捻ろうにもそんな技術や応用力はない。 それで習った一番最新の型をみんなに知ってもらうことができると思う。 参加者は6人で3人づつ2グループに分かれ、実習開始。 各々のグループに認定カウンセラーさんが付く。 一番にカウンセラー役をやらせてもらった。せっかく来たのだし、出きるだけカウンセリングの経験をしなければ・・ 事例内容は守秘義務があるので伏せておくが、まずまずスムーズに最後の代替案まで出せた!やった!最後まで行けたのは初めてだ! パセージプラスを受けた効果が出て来たか!と喜んでいた。 認定カウンセラーさんからも勇気づけの一言をもらった。このときのクライエント役はこのカウンセラーさんでとても賢いクライエントだったのでスムーズに行けたと思う。 次はクライエント役をした。これは今までとちょっと違ったアプローチでカウンセリングされて新鮮だった。 良い側面を出して、そういう〇〇さんとどのように上手く付き合えるかを考えると言うもので、なるほど陰性感情が和らぐ効果がある。ぐっと協力的な代替案が出やすくなる。 昼食の後、今度は6人全員で集まり、今度試験を受けられる方のカウンセリング練習をした。 この方はエピソード分析が苦手なようで、違うアプローチを試みられていたが、これはこれで勉強になる。 ようは協力的な解決策がクライエントの腑に落ちる形でできればいのだ。 次の事例ではもう一度私がカウンセラー役をさせてもらった。 今度はみんなの前でやるので多少緊張気味だ。 今度のエピソードは最初と違ってなかなか難しい。クライエントの納得いく形が取れない。途切れた時に言葉が出てこない。 やばい、カウンセラーが迷ったらだめだ。以前ならここで諦めていたところだが、自分が持っている知識を総動員して対応する、するとぎこちないながらも最後まで行けた。最後に皆様からの貴重なアドバイスと勇気づけの言葉をいただいた。 本日最後の事例は認定カウンセラーさんがカウンセリングされた、これはやはり流石!勉強になる。私のぎこちないカウンセリングと違って流れるようにスムースだ。それと焦りはまったく感じられず安心して見ていられる。 学ぶことの多い勉強会であったが、中身が濃厚でいささか疲れた。カウンセラー役を2回したこともあるだろうが、もっと慣れて疲れないようにしなければ、カウンセラー養成講座では4日間ずっと実習らしい(そもそもまだ受けても良いとは言われていないんですが)。 こういう勉強会に参加するもう一つの重要な意義はアドレリアンの雰囲気に触れると言うことだ。アドレリアンの雰囲気を体で感じることによって共同体感覚が少しづつ少しづつ磨かれていくと思う。本当に少しづつではあるが止めるとすぐ錆びてしまうので、定期的なケアが必要なのだ。